ベンジャミン・バトン 数奇な人生
生まれたときの体年齢が80歳。
年を追うごとに
若返る運命を歩く
主人公のベンジャミン。
最後はどんどん幼くなっていき
記憶も失くし、
言葉も忘れ、
愛する人の腕の中で、
赤ん坊として人生を終える。
この作品、
やたらと主人公が多い。
最後らへんのシーンにて、
主人公を演じる3歳児と、
ヒロインが手を繋いでいる姿は、
夫婦ではなく、
恋人でもなく、
祖母と孫だった。
あと、
メイク一つで
ここまで若返りを演出できるのか!?
と、化粧の技術に脱帽。
内容以上に、
いろいろ感じさせてくれる内容だった。
いろんな人生があり、
そのすべてを認める。
【自由の相互承認】の重要さを、
実感させてくれた作品となった。
本日もおおきに!!!
私たちの幸せな時間
考えさせられた作品だった。
高野和明さんの「13階段」という本で、
死刑制度について深く考えたが、
まだまだわからないことが多い。
【国が人を殺して良いのか!?】
というようなフレーズもあり、
これはこれは難しい問題だと感じた。
単なる恋愛映画ではなく、
リアルな刑務官の姿など、
現実はもっときついんだろうなと
思うと、
何とも言えなくなった。
法律とは何か。
心情とは何か。
もどかしい状態で寝る時間を迎えた。
主人公の育つ過程で、
愛を知る場面が1つでも
早く訪れていたならば…
死をもって償うことを覚悟していたが、
愛を知ることで生きていたくなる心情の変化。
人とは何か?
をさらに考えた作品となった。
本日もおおきに!!!
ビューティフルマインド
数学者の実話。
現実と幻覚が入り交じり、
本当の自分が見えなくなる
恐怖。
妻の献身的な支えにより、
リアル社会で奮闘した
ジョン・ナッシュという
かっこいい人物を、
これまたかっこいい
ラッセル・クロウが演じた。
ただ、
戦争という
人類史上最も愚かな行為に
数学が関わっていたことを知り、
少しショックも受けた。
暗号解読は
冒険の中だけの話ではなく、
戦争にも使われていた。
親友と思っていた人物さえも、
幻想と知れば、
とてもショックだろうなと
感じた。
今、目の前に起きている現実が
リアルではなく
バーチャルであったとすれば
とても悲しい。
それを乗り越え、
いや抱えつつ
現実に生きていた
この主人公には
敬意を抱いた。
世界が平和になる公式を
導き出して欲しい。
本日もおおきに!!!
マラソン
主人公の演技力に脱帽。
実話を基にした作品ということで、
非常に見ごたえがあった。
マラソンに出合ったことで、
人生の生きがいができた。
やる気のなかったコーチが、
純粋無垢な主人公と関わり、
大切なものを見つけた。
一番いろいろ悩み、苦しみ、
育ててきた母親も、
主人公の意思を尊重し、
最後の瞬間手を離す。
過去に育てることに自信がなく、
手を離したことと対照的に、
ラストのマラソンのシーンでは、
主人公の意思を尊重し、
手を離す。
この対比が、
とても良かった。
手を離した過去と、
手が離れた現在。
自立とは何だろうか?
と再度思わされた。
良い作品だった。
主人公の迫真の演技、
最高です!!!
本日もおおきに!!!